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沖縄県民のSDGs認知度はどのくらい?|沖縄県が行う取り組みをご紹介

SDGsという言葉をよく耳にするようになった現在ですが、SDGsがどのくらい認知されているのかご存知ですか。


今回は、沖縄県が行っている「SDGs に係る沖縄県民認知度 調査報告書」についてご紹介します。

 

SDGs に係る沖縄県民認知度 調査報告書とは?

なんとなく、よく耳にするようになった「SDGs」という言葉ですが、皆さんはSDGsが何なのか答えることはできますか?


SDGsとは「Sustainable Development Goals website」の略称であり、日本語では持続可能な開発目標という意味です。


このSDGsは地球上の問題を2030年までに全員で協力して解決していきましょう!と国連が定め、地球上にある社会課題を大きく17の目標としてまとめています。


それらを解決するために、途上国の支援はもちろんのこと、先進国にも存在する課題も解決し「誰一人取り残さない(leave no one behind)」世界をつくっていきましょうという、地球に住む全員がより良い未来を創るための目標です。


沖縄県では、県民一人ひとりのSDGsに対する理解度を調査するために「SDGs に係る沖縄県民認知度 調査報告書」を行っており、現時点で2つの報告書が完成しています。


 

沖縄県民のSDGs認知度はどのくらい?

それでは早速、「SDGs に係る沖縄県民認知度 調査報告書」から、沖縄県民のSDGs認知度を確認していきましょう。


沖縄県が行った調査は以下の方法で行われています。

【調査設計】
母集団:県内に居住する満15歳以上 満75歳未満の男女
調査地点及び標本数:200地点 2,000人(注1)
抽出方法:層化二段無作為抽出法
調査方法:郵送発送・郵送及びウェブ回収
調査期間:令和2年7月24日〜8月24日
有効回収数(率):820票(41.0%)
調査実施及び分析委託期間:株式会社サーベイリサーチセンター

(注1)沖縄県の市町村を北部、中部、那覇市、南部、宮古、八重山の6地域に分類し、原則、地域別に 2,000 標本を人口規模に応じて比例配分した。この場合、地域間の標本数の差が大きくなり、地域別の精度も異なってくるため、人口の少ない宮古地域、八重山地域については、他の地域に比べ 2 倍の標本数を割り当てるウェイト付きサンプリング及び集計を行った。

① 沖縄県民の「SDGs」「持続可能な開発目標」「SDGs ロゴマーク」の認知度は?

沖縄県民のSDGsという言葉の認知度は33.4%で、ロゴマークは42.4%、持続可能な開発目標という言葉の認知度は41.9%です。


この結果で面白いのが、英語の「SDGs」という言葉より「持続可能な開発目標」という言葉の認知度の方が高いということです。


「SDGs」より「持続可能な開発目標」の方が意味を想像しやすく、覚えやすいのかもしれません。



② 「SDGs」の理解度

SDGs の理解状況については、 SDGs について十分な説明もしくは簡単な説明ができるという回答が 17.1%と低く、8 割程度の県民がSDGsについて説明できないという結果に。


また、「年代別」では、10 代・40 代の理解度が他年代より高く、70 代は 6.3%と最も低い結果になっています。


SDGsや持続可能な開発目標という言葉だけが浸透し、その意味を理解できていいない状況なのが分かります。また、10代に関しては学校でSDGsを取り扱う機会が増えたため、理解度が他年代より高いのではないかと思われます。



③ 社会生活、文化、伝統、環境などを維持・改善/発展させていくための日常の実践事項

県民が日常的に実践している社会生活、文化、伝統、環境などの取り組みについての調査では、「ごみのポイ捨てをしない」(93.9%)、「エコバッ グの持参(海洋プラスティックゴミの削減)」(82.0%)、「電気をつけっぱなしにしない」(78.5%)が上位3位となっています。


それに対し、今後(も)、日常生活で実践したい事項では 「エコバッグの持参(海洋プラスティックゴミの削減)」、「電気をつけっぱなしにしない」の割合が高くなっています。




 

まとめ

沖縄県が行っている「SDGs に係る沖縄県民認知度 調査報告書」からSDGsという言葉より持続可能な開発目標という言葉の方が浸透していること、またSDGsという言葉は聞いたことがあっても8割は説明することができないということが分かりました。


言葉を浸透させるだけではなく、SDGsとは何なのか、またSDGsに対して私たちが何をするべきなのかをもっと深く考え、行動に移す必要があると思いました。

 

最後に

弊社では、より良い未来をつくるために、次世代を創る子ども達、そして企業へ「SDGs」を理解してもらい、社会課題をどう解決するかを考えるワークショップを行なっています。


親子でSDGsワークショップ

SDGsやSDGs17の目標を子ども達にも分かりやすく説明した上で「2030年、幸せな社会とは何か?」という問いを考えてもらいます。


その後、自分たちが求める幸せな世界はSDGs17の目標のどれに当てはまるか、またそれを実現させるには今現在どのような課題があるのか、それをどう解決するかまでを考えてもらい、最後には発表をしてもらいます。


このように今起こっている課題に対して、自分だったらどのように解決するかを考えてもらうことで、課題を「自分ごと」にし、行動を促すワークショップとなっています。


2019年1月に行なったSDGsワークショップでは、子ども達の他に保護者も混ざって2030年の幸せな世界について議論していました。


このようにFROGSでは、子どもと大人が混ざってワークショップを行う研修もご用意しております。


また、その様子を沖縄県地元紙の琉球新報さんがまとめてくださったのでぜひ、こちらからご覧ください。


企業向けSDGsで地球救済ワークショップ

グループワークを通してSDGsとは何か、課題解決のためにどんなアクションができるかを議論するワークショップです。


SDGs169のターゲットや、沖縄21世紀ビジョンを題材に、ロールプレイング要素を取り入れているので、会社でSDGsに取り組む意義を浸透させたい、共通認識を取りたいという企業、これからSDGs関連の取り組みを実施検討している企業におすすめです。


弊社のSDGsワークショップについて気になった方は、各種研修紹介ページからお気軽にお問い合わせください。


参考

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