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SDGs未来都市に選定された沖縄県の取り組みをご紹介!

SDGsという言葉が浸透し、よく耳することも多くなった現在ですが、各県ではどのような取り組みをしているかはあまり知られていません。


今回は私たちFROGS社がある沖縄県ではSDGsの目標達成に向けて、どのような取り組みを行っているかをご紹介します。

 

持続可能な開発目標・SDGsとは?


SDGsとは「Sustainable Development Goals website」の略称であり、日本語では持続可能な開発目標という意味です。


また、このSDGsは地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」と言うことを掲げており、発展途上国の支援だけではなく、先進国の問題も含め、地球上の問題を2030年までに全員で協力して解決していきましょう!という目標です。 SDGsは実際、17のグローバル目標と169のターゲットで構成されており、下記の画像がSDGsで掲げている2030年までに達成する17の目標です。


 

沖縄県のSDGsへの取り組み5選


世界で2030年までに17の目標を達成しようと取り組まれているSDGsですが、沖縄県では実際にどのような取り組みがされているのでしょうか。


沖縄県のホームページを調べてみると、近年、沖縄県では大きく5つのSDGsに対する取り組みを行っていることが分かります。


沖縄県で行われているSDGsの取り組み(2021年5月時点)

  • SDGs未来都市への選定

  • おきなわSDGsパートナー

  • SDGsに関する特設ホームページの作成

  • SDGsの県民認知度調査の実施

  • 沖縄県SDGs推進方針を改訂


今回は、沖縄県で行われている5つの取り組みの中でも「SDGs未来都市への選定」について詳しくご紹介します。

 

沖縄県がSDGs未来都市に!


実は、沖縄県がSDGs未来都市に選定されたのはご存知でしょうか?そもそも、SDGs未来都市という言葉を初めて聞いたという方もいるかと思います。


SDGs未来都市とは

日本では2008年から低酸素社会を目指し、温室効果ガスの大幅削減などへの取り組みを行なっている地方自治体を「環境モデル都市」と選定し、経済・社会・環境の三側面でより持続可能な取り組みをしている地方自治体を「環境未来都市」と選定してきました。


その環境未来都市を2018年からSDGsの目標達成により紐づいた取り組みを行なっている地方自治体を「SDGs未来都市」として選定するようになりました。


より簡単に説明すると、SDGsの目標達成に向けて取り組みをしている地方自治体の中から、特に環境・社会・経済の3つに力を入れ、持続可能な開発を実現する可能性が高い都市や地域を内閣府が「SDGs未来都市」と選定するものです


令和3年度は沖縄県を含め31都市が選定されています。



SDGs未来都市に選定されると、その地域がSDGs達成のために行う計画に対し、有識者や各省庁からアドバイスをもらえたり、進捗評価のサポートなどのフォローを受けることができます。


また、政府としては、SDGs未来都市に選定された地域の取り組みや成功事例を国内外へ発信し、日本そして世界に向けてSDGsの啓蒙活動を行うことで、まだSDGsに対して活動できていない自治体が取り組みやすい環境を作ろうとしています。

 

沖縄県の「SDGs未来都市」に向けての活動とは?


SDGs未来都市に選定された沖縄県ですが、実際にはどのような目標があるのでしょうか。


実際に沖縄県が出しているプレスリリースにはこのように発表されています。

【2030年の沖縄のあるべき姿】
平和を求めて時代を切り拓き、世界と交流し、ともに支えあい誰一人取り残さない、持続可能な『美ら島』おきなわの実現 

【経済】 強くしなやかな自立型経済の構築と沖縄観光ブランドの確立 
【社会】 沖縄の精神文化を継承し、誰もが地域への誇りと夢・目標をもてる社会づくり
【環境】 「美ら島」沖縄らしい島しょ型エネルギー社会の実現による環境・生態系保護

【沖縄県の優先課題(12課題)】
①性の多様性(LGBT等)、 障がいの有無、国籍など、互 いの違いを認め合い、一人ひ とりが大切にされ、あらゆる場 所で活躍できる社会の実現 (多様性の尊重、個人の尊 厳)

②医療・福祉の充実、 健康長寿と生きがい、 子どもを貧困から守る 子育てしやすい暮らし

③地域への誇り(しま くとぅばの普及・推進 等)と夢・目標をもて る学びの確保、教育の 充実

④基幹産業として持続可能 で責任ある観光(サステナブ ル/レスポンシブルツーリズ ム)の推進、観光との連携・ 相乗効果等も活用した産業 振興(農林水産業における ブランド化等)、県経済の基 盤となる安定的な雇用

⑤日本とアジア・太平 洋の架け橋となる物 流・情報・金融の拠点

⑥気候変動に適応す る強靭なインフラと交通 網の整備

⑦多様な生物・生態系 や自然遺産を含む自然 に囲まれた環境の保全、 エコアイランドの実現、自 然と調和したライフスタイ ル

⑧基地から派生する諸 問題の解決の促進、 平和を希求する沖縄と して世界平和への貢 献・発信

⑨共助・共創型の安 全・安心な社会の実現

⑩ユイマール(相互扶 助)の継承、人の和・ 地域の和

⑪地域・世代・分野・ 文化等を超えた多様な 交流と連携の創出

⑫世界の島しょ地域に おける技術・経験の共 有と国際貢献・グロー バル・パートナーシップ

 

自治体SDGsモデル事業にも選定された沖縄県!


SDGs未来都市を実現するために、さまざまな課題を解決しようと取り組んでいる沖縄県ですが、実は自治体SDGsモデル事業にも選定されていることをご存知でしょうか。


自治体SDGsモデル事業とは

SDGs未来都市に選ばれた都市の中でも、特に先だった取り組みを行なっている都市は、自治体SDGsモデル事業として選定されています。自治体SDGsモデル事業の選定数は、毎年10都市が選ばれています。



 

沖縄県が行っている自治体SDGsモデル事業とは?


それでは、沖縄県が行っている自治体SDGsモデル事業についてご紹介します。


沖縄県が行っている自治体SDGsモデル事業は「誰一人取り残さない持続可能な美ら島「沖縄モデル」推進プロジェクトという名前がついています。


そのプロジェクトの目的と概要はこちらです。

【プロジェクトの目的】
①ステークホルダーの関与を活性化させて、「社会全体で作り上げる」枠組を整備する。
②立場が異なる一人ひとりが自らの考えを発信でき、社会がその声を吸い上げることが可能な機会・環境を確立する。
③社会の至る所から生まれる取組を発信・普及展開して、沖縄から日本・世界のSDGs に寄与する。

【プロジェクトの概要】
SDGs を推進するためのプラットフォームを立ち上げ、様々なステークホルダー間の連携強化とマッチング機会創出を図る。産学官連 携の推進体制に基づき、離島ならではの課題を解決する沖縄らしい持続可能な社会の実現に向けて、エネルギーや食糧等の地域資 源が域内循環する循環型社会システムの確立に先駆的に取り組む。

これらの目的を達成するため、経済・社会・環境の三側面の課題とそれらを達成するための目標がこちらです。

【経済】
課題:高付加価値産業の発展と 経済の自立的好循環
●沖縄ワーケーション促進事業 
●沖縄科学技術イノベーションシステム構築事業
●成長分野リーディングプロジェクト創出事業 
●地産地消マルチブランド戦略事業 
●おきなわ彩発見バスツアー促進事業

【社会】
課題:貧困対策と雇用環境の改善
●子どもの貧困対策の推進 
●子どもの貧困解消に向けた持続可能な食支援体制の構築 (生活困窮家庭食支援連携体制構築事業) (おきなわこども未来ランチサポート連携)
●女性力推進事業

【環境】
課題:脱炭素社会に向けて需給構造に見合ったエネルギー体制の確立
●小規模離島における再生可能エネルギー最大導入事業 
●沖縄ハワイクリーンエネルギー協力推進事業 
●電動車転換促進事業 
●おきなわ省エネ設備等普及事業補助金 
●食品ロス削減推進事業

他にもプロジェクトを達成するための細かな行動指針を掲げていますので、気になる方はこちらをご覧ください。



 

まとめ

今回は沖縄県がSDGsの目標達成に向けて取り組んでいる「SDGs未来都市」についてフォーカスしてご紹介しました。


そんな沖縄は、SDGs未来都市のみではなく自治体SDGsモデル事業にも選定されており、他の県を牽引するような取り組みをしている地域だと言えます。


平和を求めて時代を切り拓き、世界と交流し、ともに支えあい誰一人取り残さない、持続可能な『美ら島』おきなわの実現


を目指して、企業も個人も一人ひとりがまずはできることから行動していきましょう。

 

最後に

弊社では、より良い未来をつくるために、次世代を創る子ども達、そして企業へ「SDGs」を理解してもらい、社会課題をどう解決するかを考えるワークショップを行なっています。

親子でSDGsワークショップ

SDGsやSDGs17の目標を子ども達にも分かりやすく説明した上で「2030年、幸せな社会とは何か?」という問いを考えてもらいます。


その後、自分たちが求める幸せな世界はSDGs17の目標のどれに当てはまるか、またそれを実現させるには今現在どのような課題があるのか、それをどう解決するかまでを考えてもらい、最後には発表をしてもらいます。


このように今起こっている課題に対して、自分だったらどのように解決するかを考えてもらうことで、課題を「自分ごと」にし、行動を促すワークショップとなっています。


2019年1月に行なったSDGsワークショップでは、子ども達の他に保護者も混ざって2030年の幸せな世界について議論していました。


このようにFROGSでは、子どもと大人が混ざってワークショップを行う研修もご用意しております。


また、その様子を沖縄県地元紙の琉球新報さんがまとめてくださったのでぜひ、こちらからご覧ください。


企業向けSDGsで地球救済ワークショップ


グループワークを通してSDGsとは何か、課題解決のためにどんなアクションができるか

を議論するワークショップです。


SDGs169のターゲットや、沖縄21世紀ビジョンを題材に、ロールプレイング要素を取り入れているので、会社でSDGsに取り組む意義を浸透させたい、共通認識を取りたいという企業、これからSDGs関連の取り組みを実施検討している企業におすすめです。


弊社のSDGsワークショップについて気になった方は、各種研修紹介ページからお気軽にお問い合わせください。



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