突然ですが、皆さん「SDGs」って何かご存知でしょうか。
なんとなく聞いたことある、ニュースで「SDGs」という単語を見たことがある、という方も多いかと思います。
SDGsは2015年9月の国連サミットで採択された国際社会共通の目標です。
国際社会共通の目標ということで、世界中で普及活動が行われているSDGsですが、なんとなく知っているだけで1から調べるのは面倒くさいという方や、自分自身は理解しているが子ども達へどう教えていいか分からないという保護者の方や教育現場で働いている方も多いのではないでしょうか。
今回は、SDGsを楽しく学びながら、さらにSDGsに対する具体的な行動プランまで立てることができるゲームを5つご紹介しますので、ぜひご参考にしてください。
SDGsとは
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、「エス・ディー・ジーズ」と読みます。
SDGsを簡単に説明すると、世界中で起きている問題を地球人みんなで解決に向けて協力し、より良い世界をつくりましょうという目標指針です。
また、この目標は2015年9月に開かれた国連サミットで、2016年から2030年までの15年間で達成しましょうと発表されています。
さらに、SDGsは「誰一人取り残さない(no one will be left behind)」という基本理念を掲げており、その理念通り、途上国、先進国、地球規模の解決するべき課題を17の目標と169のターゲットとして定めています。
SDGsの17の目標や169のターゲットを詳しく知りたい方はこちら
SDGsの歴史について知りたい方はこちら
楽しくSDGsを学べるゲーム5選
SDGsを楽しく、分かりやすく学べるゲームを5つご紹介しますので、ご参考にしてください。
2030 SDGs
日本で一番有名なSDGsのゲームといえば「2030 SDGs(ニイゼロサンゼロ エスディージーズ」です。
2030 SDGsは、一般社団法人イマココラボと株式会社プロジェクトデザインの共同制作によって誕生したカードゲームのワークショップイベントです。
ゲームでは、環境・経済・社会にフォーカスした目標がチームごとに与えられ、それを時間内に達成するために様々なプロジェクトを実施していきます。
参加人数は5人〜50人でだいたい3時間程度のゲームとなっています。幅広い人数に対応できるゲームなので、学校のクラス単位や、新人研修などの大人数でも遊びながらSDGsを学ぶことができます。
この2030 SDGsでは、SDGsで掲げられている課題を達成するために、お金や時間をどう使えばいいのか、実施したプロジェクトがどう社会に影響を与えるのかを体感することができる仕組みになっています。
「2030 SDGs」の体験動画
SDGsババ抜き
高学歴お笑い芸人の「たかまつなな」さんが創業した笑下村塾から発売されているのが、「SDGsババ抜き」です。
基本はババ抜きと同じなのですが、数字がそろったカードを捨てるときに、数字ごとに決められた指示に従うというルールがあります。
そのルールでは身振り手振りを使ったアクションをとる指示が書かれてあるのですが、カードでただ遊ぶだけでなく体も動かすことで、SDGsの開発目標をより記憶に定着させながら学べるという工夫がされてあります。
また、お笑い芸人さんならではの面白いゲームになっているので、大人はもちろん子ども達も楽しく遊べるゲームとなっています。
「SDGsババ抜き」体験動画
Sustainable World BOARDGAME
未来技術推進協会がSDGs専門家のもと作成したのが、「Sustainable World BOARDGAME
」です。
大人も子どもも楽しみながら、SDGsの目標達成に関する実例や課題解決手法を学べることができるボードゲームです。
こちらも環境・経済・社会を軸にしており、4人〜8人で遊ぶゲームとなっています。
ゲーム内容は、マス目が並んでいる日本地図のボード上をサイコロの出た数だけコマを進ませます。
止まったマスには、環境・経済・社会いずれかミッションが書かれたカードを引く指示があり、そのカードに記載されているSDGsの目標に関する具体的な課題の内容と、解決手法を元にミッションをクリアしていくというゲームです。
Sustainable World BOARDGAMEは2020年ソーシャルプロダクツ賞を受賞しています。
「Sustainable World BOARDGAME」紹介動画
プログラミングで海のSDGs!
一般社団法人イエロー ピン プロジェクトが開催しているのが、プログラミングを取り入れたSDGsのイベント「プログラミングで海のSDGs!」です。
SDGs17の目標の14番目にある「海の豊かさを守ろう」にフォーカスしたプログラミングゲームイベントです。
このゲームは、子ども達がパソコン上の海にあるプラスチックゴミを、マイクロビットで操作できる調査船でゴミを拾うというゲームです。
次世代に欠かせないプログラミングスキルと、SDGsが掲げている「海の豊かさを守ろう」をうまく連携させ、子ども達が退屈することなく遊びながら学べるゲームです。
「プログラミングで海のSDGs!」紹介動画
SDGs de 地方創生
2030 SDGsの開発元の1つである株式会社プロジェクトデザインと、特定非営利活動法人イシュープラスデザインが開発したのが「SDGs de 地方創生」です。
こちらはSDGsの中でも、「地方創生」に注目したゲームです。2019年にリリースしたばかりですが、今では『2030SDGs』と並ぶSDGsカードゲームのワークショップイベントとなっています。
SDGs de 地方創生は、参加者全員で対話し考えるためのゲームです。まず、参加者は主に予算を分配する行政と、様々な課題を持っている住民に分かれます。
より良い町にするために、人口、経済、環境、暮らしの問題を解決するためのプロジェクトを、行政と住民で取り組むという内容です。
このゲームを通して、住んでいる地方の課題や地方創生へ取り組む上での困難などを体感的に理解することができます。
「SDGs de 地方創生」紹介動画
まとめ
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称で、世界中にある問題を解決するための開発目標です。
また、この目標には途上国だけでなく先進国、地球規模での問題も明記されており、地球に住んでる一人ひとりが問題に対して向き合うこと、未来を創る子ども達へSDGsについて教えることが大事です。
さらに、SDGsを楽しく広めるために、様々なゲームやイベントが行われています。
この記事を読んでSDGsに興味を持った方は、ぜひ紹介したSDGsゲームで遊んでみたり、イベントに参加してみたりと、自分なりにできる一歩から踏み出してみてください。
最後に
弊社では国際社会の共通目標「SDGs」を子ども達へ理解してもらい、課題をどう解決するかを考えるワークショップを行なっています。
FROGS版SDGsワークショップ
弊社のSDGsワークショップでは、小学校高学年以上の学生向けのグループワーク形式のワークショップを行なっております。
まず、SDGsについてや、17の目標を子ども達にも分かりやすく説明した上で「2030年、幸せな社会とは何か?」という問いを考えてもらいます。
その後、自分たちが求める幸せな世界はSDGs17の目標のどれに当てはまるか、またそれを実現させるには今現在どのような課題があるのか、それをどう解決するかまでを考えてもらい、最後には発表をしてもらいます。
このように今起こっている課題に対して、自分だったらどのように解決するかを考えてもらうことで、課題を「自分ごと」にし、行動を促すワークショップとなっています。
2019年1月に行なったSDGsワークショップでは、子ども達の他に保護者も混ざって2030年の幸せな世界について議論していました。
このようにFROGSでは、子どもと大人が混ざってワークショップを行う研修もご用意しております。
また、その様子を沖縄県地元紙の琉球新報さんがまとめてくださったのでぜひ、こちらからご覧ください。
弊社のSDGsワークショップについて気になった方は、各種研修紹介ページからお気軽にお問い合わせください。
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