皆さんは、沖縄県がSDGsの目標達成に向けてどのような取り組みをしているかご存知でしょうか。
今回は、沖縄県がSDGsへの達成に向けての活動の中でも「おきなわSDGsパートナー」についてご紹介します。
そもそもSDGsとは?
何となく、SDGsについては知っているかとは思いますが、まずはもう一度SDGsについて簡単にご紹介します。
SDGsとは2030年までに世界中のみんなで協力してより良い社会を作りましょうと国連で定められた目標です。
さらに、SDGsは「誰一人取り残さない(no one will be left behind)」という基本理念を掲げており、その理念通り、途上国、先進国、地球規模の解決するべき課題を17の目標と169のターゲットとして定めています。
その169のターゲットは17の目標で掲げている達成すべき社会課題を細分化したものです。その169のターゲット全てを知りたい方はこちらからご覧ください。
17の目標はこちらです。
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレをみんなに
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさを守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
沖縄県が取り組んでいる「おきなわSDGsパートナー」とは?
SDGs目標達成に向けてさまざまな取り組みをしている沖縄県ですが、今回はその中でも「おきなわSDGsパートナー」について詳しくご紹介します。
沖縄県のホームページでは「おきなわSDGsパートナー」について、このように記載されています。
沖縄県では、2019年(令和元年)11月に「沖縄県SDGs推進方針」を策定し、様々なステークホルダーとのパートナーシップのもと、SDGsの普及啓発に取り組むこととしております。
そのため、SDGsの達成に向けた取り組みを行うとともに、県民に向けたSDGsの普及活動を行う企業・団体を「おきなわSDGsパートナー」として登録しています。
SDGs解決に向けて様々な取り組みを行っている企業や団体が、沖縄県が行っている「おきなわSDGsパートナー」へ登録することによって、登録証がもらえるという流れです。
現在、どの企業もSDGs目標達成に向けて何かしらの行動はしているので、県が発行している登録証がもらえるのであれば、登録しておいて損はないのではないかと思います。
おきなわSDGsパートナーに登録している企業・団体とは?
なんと、現時点(2021年5月時点)で170団体が登録されているおきなわSDGsパートナーですが、令和元年には61者、令和2年度には69者、令和3年度の現時点では40者となっております。
徐々に登録企業が増えているのがわかります。それでは、実際の登録企業を数者ご紹介します。
・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 沖縄支店
・学校法人沖縄キリスト教学院
・国立大学法人琉球大学
・新垣養蜂園
・一般財団法人沖縄県公衆衛生協会
ここの紹介だけでも分かるように、企業や一般財団法人、そして大学といった様々なステークホルダーがおきなわSDGsパートナーとして登録しています。
他にもたくさんのステークホルダーがおきなわSDGsパートナーとして登録していますので、気になる方は沖縄県のホームページからチェックしてみてください。
おきなわSDGsパートナーの実際の取り組み3選
次に、実際におきなわSDGsパートナーへ登録している企業・団体がどのような取り組みをしているのかをご紹介します。
①あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 沖縄支店
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 沖縄支店は、「地域密着」を行動指針の一つにし、SDGs目標に貢献する活動を大きく3つ実践しています。
≪GOALS≫アスリートを通じた地域貢献活動 当社所属契約アスリートである川内優輝選手による『マラソンキャラバンイベント』を開催。次年度以降も沖縄県内で開催されるマラソン大会に川内優輝選手・川内 侑子選手の出場をしていきたいと考えております。また、当社は障がい者アスリート を雇用しており、沖縄県と連携して講演会等も実施してまいります。
≪GOALS≫最先端のテレマティクス技術を活用したエコドライブ推進(CO2削減) 宮古島市のエコの島コンテストにおいてテレマティクス技術を活用したエコドライブコンテスト実施してまいりました。今後も沖縄県内に広く展開していきたいと考えております。
≪GOALS≫社員一人一人のSDGs目標の宣言と実践による啓蒙活動と意識の定着当社社員が自ら17あるSDGs目標から実践する目標を宣言し実践をすることで、SDGsの取り組みを自分事として取り組んでいくことを始めています。これらを通じて地域の社会貢献の取り組みにも積極的に参加をしていきたいと考えております。
イベントやコンテストを通じて、地域社会へSDGsを普及をすることはもちろんのこと、社員一人一人がSDGs目標達成に向けて取り組んでいることが分かります。
②一般財団法人 沖縄県公衆衛生協会
一般財団法人 沖縄県公衆衛生協会は、「公衆衛生の向上を図り、県民の健康で文化的な 生活の建設に寄与する」ことを目的にSDGs目標達成に向けて以下の取り組みをしています。
〇沖縄県公衆衛生大会・
〇公衆衛生研修会・講習会開催
〇環境科学関連事業
〇地球温暖化防止に関する実践活動事業
〇生活科学調査研究事業
〇ハブ等対策事業
こちらのイベントなどで子ども達にSDGsを知ってもらう活動をしながらも、ハブ等対策事業など実践的な取り組みも行われています。
③国立大学法人琉球大学
琉球大学は、大学ならではのSDGs目標達成が掲げられています。
〇SDGs に関する研究の推進
〇SDGs 達成に貢献する教育の推進
〇SDGs 達成と社会貢献の推進
〇組織ガバナンス、運営を通じて SDGs の原則を具現化
SDGsに関連する研究を取り入れたり、SDGsを目標達成できるような人財の育成、そして他大学や他国の大学とも連携し、社会課題の解決に向けて行動しています。
まとめ
今回は沖縄県が行っているSDGs目標達成に向けての取り組みの中でも「おきなわSDGsパートナー」についてご紹介しました。
おきなわSDGsパートナーとは、SDGsの達成に向けた取り組みを行うとともに、県民に向けたSDGsの普及活動を行う企業・団体が沖縄県へ申請すると「おきなわSDGsパートナー」へ登録することができるという活動です。
こちらに入ることで、沖縄県のホームページで企業・団体がどのような取り組みをしているのかお知らせすることができます。
まだ、登録していない企業・団体はやっておいて損はないかと思いました。
最後に
弊社では、より良い未来をつくるために、次世代を創る子ども達、そして企業へ「SDGs」を理解してもらい、社会課題をどう解決するかを考えるワークショップを行なっています。
親子でSDGsワークショップ
SDGsやSDGs17の目標を子ども達にも分かりやすく説明した上で「2030年、幸せな社会とは何か?」という問いを考えてもらいます。
その後、自分たちが求める幸せな世界はSDGs17の目標のどれに当てはまるか、またそれを実現させるには今現在どのような課題があるのか、それをどう解決するかまでを考えてもらい、最後には発表をしてもらいます。
このように今起こっている課題に対して、自分だったらどのように解決するかを考えてもらうことで、課題を「自分ごと」にし、行動を促すワークショップとなっています。
2019年1月に行なったSDGsワークショップでは、子ども達の他に保護者も混ざって2030年の幸せな世界について議論していました。
このようにFROGSでは、子どもと大人が混ざってワークショップを行う研修もご用意しております。
また、その様子を沖縄県地元紙の琉球新報さんがまとめてくださったのでぜひ、こちらからご覧ください。
企業向けSDGsで地球救済ワークショップ
グループワークを通してSDGsとは何か、課題解決のためにどんなアクションができるかを議論するワークショップです。
SDGs169のターゲットや、沖縄21世紀ビジョンを題材に、ロールプレイング要素を取り入れているので、会社でSDGsに取り組む意義を浸透させたい、共通認識を取りたいという企業、これからSDGs関連の取り組みを実施検討している企業におすすめです。
弊社のSDGsワークショップについて気になった方は、各種研修紹介ページからお気軽にお問い合わせください。
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